以前に比べるとアトピーや慢性蕁麻疹など、慢性的なお肌のお悩みを抱える方が多くなってきたように感じます。症状が続けば、次第に人前にでることも億劫になりますよね。
これらの病気はそれぞれ異なる名前もついているのだから、対処法も異なるのでは?と感じるかもしれませんが、実はおおもとは共通の場合が多いのです。
長引く肌トラブルでお悩みの方は、参考にしていただければと思います。
漢方の世界では、お肌は腸の状態を反映していると言われています。
にきびや吹き出物に限らず、赤ら顔やアレルギー体質まで腸が関係しています。
お肌と腸にはどんな関係があるのか、一緒に見ていきましょう。
よくピーナッツやチョコレートを食べすぎると
顔に吹き出物ができやすいと聞いたことはありませんか?
また便秘が続くと肌あれが起きやすいとも言われますよね?
大腸にはたくさんの細菌が住んでいますが、その細菌のバランスが乱れて悪玉菌優勢になると、私達が食べたものをエサに有害物質を作り出します。
これらが大腸から吸収され、血液を介して全身を回り、汗や皮脂に混じって皮ふから分泌されるのが原因と考えられています。
これに便秘が加わると、余計に有害物質が腸にとどまりやすくなり、さらに症状が悪化してしまいます。
私たちは食ベた物の中からどうやって必要なものだけを取り出しているのでしょうか?
実はその役目を担っているのが腸です。
腸の内面には必要な栄養だけを取り込む働きをする細胞がびっしり敷き詰められています。その後、門脈を通って肝臓で体が利用しやすい形に変えて全身に運ばれます。
ところが、生涯を通じて30トン以上の食べ物が行き来する腸は傷つきやすく、その傷から本来体に入るべきではない物質が漏れてくることががあります。
通常であれば、肝臓が解毒をしてくれたり、免疫細胞が処理してくれるので問題ないのですが、腸漏れがひどくなってくると、肝臓や免疫細胞の処理能力がオーバーしてしまいます。そうなると、あふれた毒素が皮ふを刺激したり、免疫が異常興奮して症状悪化につながります。
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腸には免疫細胞の7割が集まっています。なぜなら、腸は外から入ってきたばい菌や異物を体内に入れないように関所の役目をしているからです。
免疫細胞はいわば、門番のようなものです。また免疫細胞は興奮しすぎると、自分の体も傷つけてしまうので、ブレーキ役の免疫細胞もいます。このブレーキ役の免疫細胞は腸内環境が良くないと働いてくれません。
つまり腸内環境が悪化していると、免疫細胞が興奮しすぎて、アレルギー体質になってしまったり、自己免疫疾患になってしまったりします。
実際に、アトピーの方は喘息やアレルギー性鼻炎など他のアレルギーを併発している方が多くいます。それぞれの症状を緩和する薬も時には必要ですが、腸内環境を改善しないと根本治療にならないのではないかと考えています。
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いかがだったでしょうか?
腸の不調と言えば、腹痛や便秘を連想する方も多いと思いますが、現代社会においては、例えおなかの症状がなくても、腸内環境が乱れている方は多い印象を受けます。
なぜなら腸内環境がよくなると、今までおなかと無関係だと思っていた症状まで良くなることが多いからです。
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