ダイエット希望で来店された方の中で、今までのダイエットで上手くいかなかった理由、ベスト3を紹介したいと思います。
1.一時は上手くいったが、安心してリバウンドしてしまった。
2.食事量を減らしたのに効果がなく、心が折れてしまった。
3.自分の意志では甘い物が止められなかった。
自己流のダイエットでは、カロリーや炭水化物を減らすことを注視するあまり、上記のようなトラブルを経験することが多くなります。このページではミネラルの観点からその解決策をご紹介いたします。
ミネラルと聞くとどんなイメージですか?
例えば、カルシウムが足りなくなると、イライラしたり、骨がもろくなるとか言われますよね?
他には暑い日には水分だけでなく、ミネラル補給も大事という話もよく耳にします。
特にダイエットに必要なミネラルは、マグネシウム、鉄、亜鉛です。これらのミネラルの働きは、ノコギリや金づちなどの大工道具に似ています。いくら腕のいい大工がいても、道具がなければ、家を建てることはできませんよね?
体の中での大工は酵素(こうそ)です。体の中で働く酵素は何万種類もあると言われていて、消化を助けたり、体を修復したり、エネルギーを作ったりと忙しく働いています。
これらの酵素をいかにうまく働かせるか?が代謝を上げてダイエットを成功させるためのカギになってきます。
この3つのミネラルがどんな仕事をしているか、もう少し詳しく見ていきましょう。
1.マグネシウム
マグネシウムは体内で300種類以上の酵素の働きを助けていて、代謝を上げるミネラルとしては最も重要と考えられています。なので、不足すると様々な症状が出やすいミネラルの一つです。また日本人の大半がマグネシウム不足とも言われています。
2. 鉄
鉄分と言えば貧血で有名ですね。鉄分が不足すると、体中に上手く酸素を運べず、代謝が低下しやすくなります。またむくみも出やすくなります。特に生理がある女性は貧血になりやすいので、エネルギー切れになりやすく、結果としてリバウンドしてしまうケースが多くあります。
また鉄はコラーゲンを作る時にも大切な大工道具です。鉄不足だとお肌や関節にも悪影響が出てきます。
3.亜鉛
亜鉛は、体の様々な部品を作る時に必要なミネラルです。亜鉛不足は筋力低下、味覚異常、粘膜の荒れ、免疫力の低下、糖尿病にも関係があると言われています。
現代人は昔の人と比べて圧倒的にミネラルが不足していると言われています。その理由を見ていきましょう。
1.ミネラルの少ない食品を摂取することが多くなった
日本の土壌は大陸に比べるとミネラル分が少なく、水も軟水です。そこで育った野菜は大陸で育ったものと比べてミネラル分が少なくなります。それに加えて最近では利便性のために”水煮野菜”を使用することが多くなってきました。水煮野菜は工場で下茹でするため、煮汁にミネラル分が溶け出てしまい、野菜にはミネラルが残りづらくなっているのが現状です。
2.ミネラルを過剰消費することが多くなった
コンビニを見まわしてみると、おにぎりやパン、麺類など手軽に食べられるものがたくさん並んでいます。よほど意識しないと炭水化物の摂取が多くなってしまいます。実は炭水化物を消化吸収してエネルギーにするにはミネラルを多量に消費します。またミネラルはカフェインやストレスでも消費量が多くなるので、現代人はどうしてもミネラル不足になりやすい状況にあります。
あっ、ちなみにミネラルウォーターを飲んだぐらいじゃ補給できませんからね(^^;
ミネラルを和訳すると”鉱物”です。つまり金属の仲間なので、炭水化物やタンパク質と比べると吸収が難しい栄養素です。だからサプリメントで摂っているつもりでも、実はあまり吸収されていなかったということもよくあります。ミネラルを効率よく摂取するには、腸活で胃腸の働きをしっかり整えておく必要があります。
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